クリエイティブになる方法 No.31 倹約家であれ

都に吹く南風は、湿りに湿って、それにもかかわらず、人の心を潤すことを忘れてしまったかのように、ビルの間の広い道を、今日もさりげなく通り抜けていきます。

さて、投稿第一弾は、「クリエイティブになる方法」でお送りします。

かねてよりHugh MacLeod氏により2004年〜2008年頃までに執筆された「クリエイティブになる方法」の記事が個人的に沁みたので、まだ日本語になっていない箇所を見つけて、翻訳してみることにしました。彼はその方法として38個の方法を挙げていますが、そのうちいくつかの記事はまだ日本語では出回っていないようです。

え? 人のふんどしで相撲を取ってなんとやらですって? Oh、その通りディ。そのうちオリジナルのネタも出てきますよ。なお、このブログは将来カオスになる予定です。何も期待しないで待っててね。

げふんげふん・・・さて今回は、「No.31 倹約家であれ」をお届けします。

原文はこちらになります。
HOW TO BE CREATIVE (LONG VERSION)
一部の翻訳は、LifeHackerに掲載されています(そちらは別の方の訳です)。
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31. 倹約家であれ

生活に必要なものが少ないほど、あなたのアイデアが成功するチャンスが多くなります。あなたが「やりたいことを成し遂げた」後でさえ、これは真実なのです。

1997年、私は理想の仕事に落ち着きました。それは高収入の広告のコピーライターでした。オフィスは大きく、ニューヨークの多くなアパートに住みました。魅惑的な仲間と状況。すべてのものが、都会の洗練された物語を届けてくれた。全部良かったよ。

問題なのは、私は沢山の給料をもらっていたのに、月末までには金欠になっているということでした。ニューヨークでの生活はお金がかかり過ぎていたので、私はそれを十分に満喫することに決めました。私は絶対に一切節約することはしませんでした。

みんなが言うように、教育というのは高価なものです。私は結局は最高額の勉強代を支払ってしまっていました。

何故ならば勿論、ある日景気が後退して、仕事がなくなり私は路頭に迷ってしまったからです。あともう少しだけしとやかに暮らしていたなら、この嵐をもっとうまく乗り越えられたのに。

世の中には私のようにニューヨークに帰って、大金を稼ぎ、けれどもすぐにそれを使い果たしてしまう人々も沢山います。年を取るにつれ、彼らを羨むことは少なくなるんですよ。確かに、彼らは週5日はおしゃれなレストランに通うけれども、彼らは特権のためにかなりの額を費やすのです。彼らは自分の上司に、一緒にハイキングに行きましょうよとか誘ったりする余裕はありません。彼らは仕事が1〜2週間でうまくいかなくなった時に、パニックにならないようにする余裕を持つことができないのです。

クリエイティブであるための方法の1つに、あなたの自由を守る方法を学ぶということがあります。そこには強欲さからの自由も含まれるのです。

実は私も倹約はしています。散在? ごくたま〜にやりますけれども、それでもブレーキかかっちゃいますね。節約というのは心がけが大事だと思うんです。その心がけのための意志が強い人と弱い人がいます。私の場合、節約をしなければと思うきっかけは、今から数年前、とある酷い災難に襲われたことでした。そこで自分が大怪我を負い、その治療のためにどれだけの費用がかかるんだろうと調べて失意落胆し、危機意識を強要されたたのがきっかけです。なにもそんなに大げさな仕打ちに遭わなくても、普段から「自分は何故、これのためにこれだけのお金を使わなければならないんだろう?」と考えることを実践し続けるだけでも、十分節約のきっかけになるのではないでしょうか。

「クリエイティブであるための方法の1つに、あなたの自由を守る方法を学ぶということがあります」とありますが、クリエイティブ以前に、「あなたをもぉ〜っと自由にしますよぉ〜っ(はあと)」とか美味しい言葉をチラツカセながら、あなたから自由を奪い取っていこうとする存在など、この世界には五万といるので、注意が必要なところです。そもそも、他人にあなたを自由にできる余裕など、どこにもないのです。人はだいたい自分たちのことで精一杯なのですから。

要するに物事に本質に対して「何故」「何のために」を問う余裕さえあれば、それが結果的に心の余裕になるんじゃないかなぁと思う今日この頃であります。「これは自分を本当に癒すため」ですって?? 大いに結構!!

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