以前、GOPANを使用した小麦なしの米パンの作り方を紹介しました。小麦なしの米パンを作るには、米の他に米粉が必要です。これは市販の上新粉でも可能ですが、小麦なしの米パンを頻繁に焼く場合、経済的に不利になります。それは消費者市場における米粉の流通量が小麦粉などと比べて遥かに少なく、ゆえに単価が高くなるのが原因です。そこで今回は、GOPANのミル機能を流用して米から米粉を作り出す方法を本邦初公開します。
材料
米300g＋水 合計600g
道具
- GOPAN
- 麺棒
- スーパーの弁当容器の蓋 10枚
- カットわかめの空袋 10枚
作り方
- まずお米を300g量ります。
- よく洗米して600gになるようにします。
- パンケースに米パン羽根をセットして、その中に上の洗米したお米と水を入れます。他には何も入れません。同じくグルテン・イースト容器などにも何も入れないで下さい。
- コースを「6」(お米食パン生地コース) または「9」(小麦なしお米食パン生地コース) にセットし、「スタート」ボタンを押します。
- スタートから1時間45分経過するとミル工程が終了し、ねかし工程に入ります。このタイミングで「取り消し」ボタンを押して、パンケースを取り出します。この時中身はミルクのような泥状の液体 (ライスミルクないしは米ペーストなどと呼ばれる) になっています。
- 米ペーストを、タッパーのような四角くて平らな広い容器などに入れて、可能な限り薄く延ばし広げます。写真は、オーケーで買ったお弁当の蓋を洗ってリユースしています。そのようなものがあれば、是非活用してみて下さい。
- 広げた米ペーストを、扇風機またはサーキュレーターに当てたまま、からっからのきゃらっきゃらになるまで乾燥させます。
- 温度と湿度の影響を受けますが、夏は6時間ほど、冬は8時間〜半日ほどかかります。米ペーストが十分に乾燥した状態では、写真のようにひびが入り、なおかつ中身が十分に硬くてもろい状態になっています。十分に乾燥させないまま保管すると、夏場はカビに阻まれることがありますので、十分注意して下さい。
- 乾燥させた米ペーストを、ジッパー付きのポリプロピレン製の袋に入れ、空気をよく抜いてジッパーをしっかり閉じ、麺棒ですりつぶしながら粉砕していきます。完全に粉にしなくても細かい砂(直径0.5mm以下)程度の大きさになれば、GOPANで十分使用可能な米粉になります。
- 完成した米粉は長期保存を視野に入れるなら冷蔵庫または冷凍庫での保管がおすすめです。
GOPANの取扱説明書にはQ&A欄に「お米だけでは米パンは作れません」と書かれていますが、上記の作業で米から米粉を作ることで、間接的にはお米から米パンが作れるようになります。また、GOPANのミル機能を使用するとお米が殆ど十分に細かくなるので、上新粉を使用した場合と比べる気持ち的に若干パンのふくらみが増す気がします。米粉を作りすぎて余ったら、Cookpadあたりで適当に米粉を使用したお菓子の作り方でもあたってみてはいかがでしょうか。
GOPANを使用していて材料費に悩んでいる方は是非お試し下さい。ただし、GOPANの正規の使い方ではないので、自己責任の下での試行をお願い致します。
コメント
R.O.です、まずは届くでしょうか、送信します
こんにちは、緒方です。何度か送り失敗でしたが届いたようですね！ブログ拝見してます！全部はまだ読んでいませんがなかなか楽しかったりなるほどと思ったり考えさせられます。パンは手間がかかってますね、材料も黒砂糖やオリーブオイル、身体にいいものばかりだから美味しい訳ですね！教習所卒業までマイペースで頑張って下さい。卒業の早さとその後の無事故率は比例しないようですから…引き続き読ませて頂きます(‘∀’●)
はじめまして、らびすぱです。返信だいぶ遅れてしまいすみません。
現在仕事などで忙しくてブログの更新が間に合わない状態です。
近況ですが免許は無事取れました。パンは休日焼いてます。
時間が取れるようになり次第、教習の話題なども含めて更新していきたいと思います。
ブログをご覧になってくださり、ありがとうございます。
免許とれたのですね、おめでとうございます！前半では苦戦しているようなお話でしたが、あとのほうは順調だったのでしょうね。これからまた運転の腕を磨いていってくださいね。
お仕事もお忙しいようですね、ブログ更新のんびり待ってますo(^-^)o