戦わなければ自由は得られないなんて人はいうけれど、
それを思う度に、私は今日も涙で枕を濡らすのです。
野原を歩けば傍らに咲いている花のように、
空を見上げれば気ままに飛び回る鳥のように、
手を伸ばせばすぐそこに届くような、
立ち止まれば明るく手招きを受けるような、
原点に立ち返れば最初からそこにあるような、
誰もがこの星の下で与えられたものの中に、
本当の自由も、本当の優しさも、
本当は、本当は、そこにあったはずなのです。たとえ闇の力が私達を縛り付け、
踏みつけてしまおうとも、
私達が天に召される時、
その身柄はこの星の下へ返ることだけは、
変わらない事実なのです。(私の手記より引用)
この記事は4部構成です。
- 取り締まりに遭った話 (前編) ← イマココ
- 取り締まりに遭った話 (中編)
- 取り締まりに遭った話 (後編)
- 取り締まりに遭った話 (戦後処理)
前史
以前、教習所の記事を書いていてブログの更新が止まっていましたが、あの2ヶ月後、無事に免許を取得することができました。しかし、経済的な事情や住環境の制限から車は所有できず、入会したカーシェアリングを利用して、たまに練習をかねて週末運転をしていました。これは特に、お盆や年末になると、訳ありで外出先から終電を過ぎた後の時刻に帰宅しなければならないことがあることから、運転には慣れておいた方が良いという配慮からでした。実際に運転練習以外に、友人を乗せて終電後の時刻に運転して帰宅したこともありました。
自己や取り締まりを常に意識しなければならないということは重々承知していました。更なる安全と自衛のため、カーシェアリング用にドライブレコーダーの購入を検討し、今年1月頃色々調べていたところ、とあるブログを拝見し、警察による取り締まりの理不尽さについて理解を深める機会がありました。色々と恐れや憤りを感じたため、2015年末の運転を最後に、運転を自重していました。その間、理不尽な検挙等に関してどう対応すべきかなどについて色々と学んでいました。
しかし、運転は本来楽しいものだという思いもあって、今年の6月に一念発起し、ドライブレコーダーを購入、その後練習をかねてカーシェアリングでの運転を再開し、当時は幸い無事故・無検挙で帰宅できました。これを機に、春と秋の交通安全週間の時期を除いて、1ヶ月に一度は運転練習をしようと思っていました。
ちなみに、運転に出かける際は予習として事前に必ずGoogle Mapやストリートビューを通じて予定コースの道路状況を確認するだけでなく、以下のサイトを通じて検挙場所を事前にできるだけたくさん覚えておくように心がけていました。
全国ねずみ取りマップ – 安全運転のために使用されます
クチコミ取締り情報
また、運転の際はドライブレコーダー、iPod touchだけでなく、MacBook Air、そしてポケットWiFiを常に携行していました。
ミスを狙われる
さて本題ですが、今年7月31日、再度運転練習を3時間ほど行い、車を返却しようと帰路についていたところ、前述のような配慮にも関わらず、それでも私はケアレスミスをしてしまいました。
┃││┠┴┴┨ ┃信号機 ┗━━━━━━━━━━側道━━ ┯┛ 信 ━━━━━━━━━ ┤ 号──────────本線─高 ┷ 交差点 機┯━━━━┯━━━━━━━架 ─ 信 ├───信┼────本線─橋 ━┓号 ├───号┿━━━━━━━━ ┃機 信号機┏┷━━━機┷警察待機━━側道 ┠┬┬┨││┃ ┃││┃││┃ ショッピングモール (横断歩道は交差点にのみあり、記載省略)
午後4時頃、上記のような道路において、高架橋を通って交差点の赤信号で止まろうとしたところ、交差点の手前にある、本線と側道をさばく信号機を交差点の信号機と勘違いしてしまい、そのまま通過してしまったのです。さらに、高架橋から交差点への通行は初めてであり、不幸にもその当時は上記のサイトに記載のない取り締まり地点だった (後で私が投稿しましたが) ので、完全に見落としていました。
この時、いやしくも1台以上の車が手前の信号機・停止線で止まっていたら、この事実に気付いたかもしれませんが、当時は交通量が少なく、ほんの数台のすべての車が交差点の横断歩道手前の車で止まっていたことや、手前の信号機に気付かないことが原因で事故を起こすことが限りなく不可能に近い状況であったことなどが、運悪くケアレスミスを助長する結果となってしまいました。
側道で隠れていたパトカーが緊急走行を始めた際、最初は何が起きたかに気付かず、自分のことだとは思っていませんでした。その後交差点を直進すると、後ろのパトカーが私の乗っている車のナンバーを読み上げたため、そのまま路肩に停止しました。
道路の路肩に停車した後、エンジンを付けたまま、すぐにiPod touchを取り出し、ボイスメモを立ち上げて録音のスイッチを入れました。その直後、運転席のドアをノックしてきたので、窓を開けました。
免許証の入っている財布を取り出し、そこから免許証を取り出そうとすると、彼はすかさず話しかけてきました。
この後も警察官は現場を見に行こうとさせますが、ここでもし車を降りようものなら、パトカーに乗せられるなど密室に誘導され、私が自らを守りづらい状況に陥れられ、彼らの態度は豹変し、精神的に深い傷を負わされることが目に見えていたので、車から降りることだけは絶対にしてはいけないと感じました。そこで現場確認の代わりにGoogle Mapsを開こうと思い、助手席のリュックからMacBook Airを取り出しました。
免許証はすぐには渡さない
すかさず彼が義務事項で私を牽制しようとするので、私は渋々財布から免許証を取り出しました。
免許証をカバーから取り外し、相手に見えるように手で持ちました。私は間違っても直ちに免許証を手渡さないように配慮しました。
免許証を裏返して見せました。
私のこの答え方は、あまり良いものではありませんでした。むしろ「切符処理は義務なのですか?」などどいった受け答えの方が良く、一歩譲っても「そうですか」程度に留めておくべきでした。
現場には行かずノートパソコンで現場を確認
MacBook Airを開きました。
MacBookでブラウザを立ち上げました。
Google Mapsで現認の場所を開き、これを相手に見せました。
ここで、ストリートビューを出そうとしましたが、不運にもポケットWiFiのバッテリーが切れたことに気付きました。そこで、助手席のリュックからUSBケーブルを取り出し、MacBook Airに指し、ポケットWiFiを充電しようとしました。
相手は地域課
ポケットWiFiの接続に時間がかかるので、その間に警察手帳の提示を求めることにしました。免許証の「提示」が義務にあたるのに対し、こちらも法令に基づく義務事項 (警察手帳規則第5条) です。
見せたがらない人もいるらしいのですが、「警察手帳規則第5条」を発言するまでもなく、彼はすんなり見せてくれました。
ここでアルファ巡査長 (ノンキャリア) の役職を整理しますと、彼は地域課地域第一係に所属とのことでした。交通部に所属し、交通違反の取り締まりを専門に行う交通機動隊とは異なる部署であることは、私が明確に否認をしなかったにもかかわらず最終的には切符処理を断念した要因の一つとして考えられます(あくまで可能性の問題であり真偽は不明)。後述の会話で、彼が最初にドライブレコーダーに気付かなかったことや、彼の上司が件の違反以外の嫌疑をかけようとしてきたことなどからも、その様子を窺い知ることができます。
なお、警察手帳を提示されたら、名前だけでなく「識別番号」も読み上げた方が良いということらしいのですが、その「識別番号」なるものは見当たりませんでした。私が知識不足なのかもしれないので、今後は警察手帳についても理解を深めておく必要がありそうです。
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