初体験の戸惑い──教習所通学開始

最近目が回るほどに仕事やプライベートでやることが増えたため、ブログの更新を悠々と行っている余裕がありませんでした。仕事では職場が移ったり、努力しても報われないようなやり場のない状態をいかに乗り越えようかと思案したり、またプライベートではとある調べ事で忙しかったり…といった感じです。

プライベートのうち、運転免許の取得を考え始めたのが先月頃。自分の給料にかかわるとあるノルマが達成し、給料の心配をしばらくする必要がなくなったので、このタイミングで免許を取ってしまおうと考えたわけです。

三十路街道を歩み始めた私、本当は運転免許は18歳になるか大学に入るかどうかのタイミングでとっておくべきだったとはうすうす感じていました。しかし、視力の問題でコンプレックスがあり、ショックを感じていたせいか、必要だと感じていながらも免許の取得を自重していました。3年ほど前に、とあるきっかけで視力の問題を克服することができたのですが、今度は会社で自分の給料にかかわるとあるノルマを達成する必要があり、そちらに注力していたために免許どころではありませんでした。

ようやく免許を取るタイミングだと感じ、会社の近くにある教習所に入校しました。週末と平日退社後に通い詰める計画を立て、今月から3ヶ月程度で卒業しようというもくろみで。あまり宣伝事項には期待をかけない私ですが、その教習所は親切丁寧をモットーにしているようです。車種はMTで、教習予約をある程度任せた上で、リスケが無料で何度でも自由に行うことができるコースを選び、さらに自信のない私は、技能教習の再実施や技能再検定+補修が無料になる(4時間の延長でもとが取れる)「安心パック」なるものに加入しました。

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先週土曜日の入校初日から、説明会と適性検査で2時間、学科教習2+2=4時間、その間に技能教習 (模擬1時間・所内1時間) 2時間の計8時間というハードなスケジュールとなっていました。

所内の規則は意外と厳しく、学科教習は、居眠りや内職(携帯電話等)をすると即退場になるので注意が必要です。追って試験対策をしないと。また、たとえ電車やバスが遅延して定刻に遅れても教習が受けられなくなるので(遅延が分かった時点でキャンセルを入れた上でリスケが必要)そちらも注意が必要でした。

技能教習はスムーズに行くだろうと自分に期待していたのですが、初回の結果は散々でした。初回は発進と停止に関する内容でした。クラッチペダルの操作はそれほど難しくなかったのですが、アクセルペダルの踏み込みが自分の想像以上に難しいことが分かり、かなりてんぱりました。アクセルを少し踏み込んだだけでもエンジンを吹かしてしまい、教習時間内にコツをつかむことができませんでした。一旦半クラッチがうまくいってしまえば加速は問題がなかったのですが…。

ほかにも1→2にギアチェンジする時にアクセルを入れっぱなしにしてしまったり、緊張してアクセルを踏みすぎてクラッチをつないだためにクラッチを焦がしたりするなど、色々と初歩的なミスをやらかしました。結果は初回から再教習に。「安心パック」に入っていて正解なのでした。先が思いやられる。

印象に残った言葉は、以下:
教官「まずシートの高さを調整しましょうか」
私「はい…(シートを高めに調整しつつ)自分って結構背が低いんですよね…」
教官「大丈夫さ、男は身長じゃなくて、ハートさ」
まだ余裕があった頃のこと。本当のハートは、切羽詰まった時に分かってくるのかもしれない。まぁそれでも私の相次ぐミスにキレたりしなかったのは、彼のハートの賜物でしたね(もともと親切丁寧をモットーにしているだけある)。

教習が終わってよくよく考えてみたところ、あるミスをしていたことに気付きました。それは、入校当日に頒布された技能教本をスケジュール的な事情で十分に読んで予習する時間がなかったということでした。したがって、そのような事情で教本を読んで予習していないのなら、そのことを予め教官に伝えておくべきだったと感じました。しかし、自信ありげに始めて運転が散々だったので、多少教官を呆れさせたかもしれない。

教本にはネットで見つけにくい基本的な要点も書かれているので、予めそちらで予習をしておけば、半クラッチ時のアクセルペダルの踏み加減はともかくとして、ギアチェンジぐらいだったらある程度はスムーズにできたかもしれない。

三十路に入ると、もしかしたら? 体でものを覚えるということがやりにくくなるのかもしれないと感じました。頭では分かったつもりでも、いざ体で試すと反射的に体をその通りに動かすことができないという。免許取得は若干長期戦になりそう。若い頃免許とっておいてペーパードラーバーならまだしも。

次回の技能教習は、月曜日の勤務後の予定です。安らげる時間が恋しい。もう少し余裕ができたら、再度「クリエイティブになる方法」の更新もしたいですね。

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コメント

  1. もち野郎 より:

    坂道発進が今から楽しみ

    • らびすぱ より:

      とりあえず、体と感覚で覚えるべき要所要所を確実にマスターしていきたいところですね。
      確実に体で覚えられないと、外に注意がいかずに事故りますから。
      坂道とかの応用はその後になるかと。

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