睡眠障害になっていた話

かなり久しぶりに書きます。これは2年ほど前の話ですが、快眠が出来なくなったという悩みと、それを一人で解決しようとするまでの道のりについてです。先日、また不都合な夢を見てしまったので、もうそろそろこの話も記事にしておこうと思いました。

私は竹馬のようなものに乗っている。何十メートルも下で、Rさんがその下を支えている。深い水路のような場所。ある男が、ステンレス製の洗面器のような容器で、案外澄んでいるらしいその川底の水をくみ、(飛んで昇ってきて)私にぶっかけようとする。それに対して、私はその竹馬をうまく動かそうとして逃げようとする。

2016年10月18日の夢日記より引用

不穏な年末

2016年12月中旬、冬休みも近くなってきた頃、私は仕事中に猛烈に眠くなり、デスクの上に突っ伏して眠ってしまいました。恐らく睡眠不足なのではないかと思い、睡眠時間を出来るだけたくさんとるように努めましたが、やはり日中眠くなる症状は抑えることが出来ないでいました。友人と忘年会を兼ねたカラオケに行った時も、眠気に耐えられず途中で歌を切り上げることになってしまいました。その時に友人から、身体をもう少し温めたらどうかというアドバイスを受けたので、自身も風邪かもしれないと疑い、更に着込んで眠ることにしました。しかしながら、日中の眠気の改善には至りませんでした。この頃から、自らの睡眠障害を疑い始めていました。

受診

共同生活者がいる場合とは違って、私の場合は他人からの決定的な指摘を受けることが出来なかったので、(かかりつけではなく)睡眠の専門医に診てもらうことを考えました。インターネットで調べたところ、自宅から歩いて40分ほどのところに睡眠外来があったので、口コミや評判なども考慮して、そちらに通うことを決めました。ちょうどクリスマスの日(日曜日)に診察の受付があったので、予約を入れました。この時点で、私は自分の症状から、睡眠時無呼吸症候群なのではないかと、密かに疑っていました。

そのクリニックは、日曜日であるせいか、かなり混雑していて、患者は中年の男性の方々が多い印象を受けました。待合室では事前に印刷した記入済みの問診票を提出、血圧を測り、さらに質問表のようなものに回答した後、問診を受けました。その日の問診担当はそのクリニックの院長先生でした。

院長との問診では、問診票に記載した内容を補完するように一部始終を話した後で、「眠れなくするような精神的な悩みは特に思い当たらない」ということを言いました。ただ、「夢をよく見る」という話をしたところで、話題が夢についての突っ込んだ質問に移っていきました。

院長
どんな夢を見ていますか?

らびすぱ
楽しい夢とか、そうでない夢とか、色々な夢を見ています (詳しいことは言いたくない) 。

院長
夢にはどんな色が出てきますか?

らびすぱ
いろんな色が出てきます (詳しいことは言いたくない) 。

私はあまり具体的な内容には触れないようにしました。あまり自分の心の内を読まれたりするのは良くないと思ったのと、たとえそれら (例えば次のような内容のこと) を説明したところで、お互いに理解し合うのは困難だと思ったからです。

コンビニのトイレに向かい、出た後、コンビニの出口から出ようとするが、そば屋のバイトをしているらしい外国人男性に絡まれて出られない。指で私の顔をつつこうとしたりする。彼は自在に変形し、白いポスターに変身したりもしていた。私はその男性に、英語で「いつまでそこにいるつもりだ!」などと叫んで応戦する。店員も中の客も何もしようとしない。

その後どこかの部屋の席で、とある女性と対面する。女性は長野県出身と主張する。彼女が「最近墓地の建設ラッシュです」と言うと、私はその女性に、「死者の墓を作りすぎると、やがては死者に支配されてしまう」と告げる。知り合いのOさんも「古墳だの何だのと、墓地の建設ラッシュだ」ということを告げていたことを思い出す。その証拠をインターネットで探して出そうとしていたところ、目が覚める。

起床予定時刻より30分ほど早い。連日の肉体的・精神的な疲れが思ったほど取れていないことを憂う。

2016年11月2日の夢日記より引用

院長
夢見が多いということは、睡眠の質があまり良くないということですよ。

らびすぱ
お、おぅ…。

その日は、無呼吸症候群を検査するための簡易検査用の機器 (パルスオキシメーター) を借り、睡眠薬を3日分処方されました。

簡易検査

簡易検査は借りたその日の夜に行うことにしました。検査機器の使い方は事前にクリニックで指導を受けましたが、概ね添付されていた取扱説明書の通りです。


まず、ウォッチパッドを利き腕と反対側の腕に取り付けます。その次に「いびき・体位センサ」を胸に取り付けます。体の上からケーブルをテープ固定する関係で、朝まで着替えができなくなるので、必ず寝巻きに着替えてから行います。

次に、「UPATプロープ」を人差し指に取り付けます。これも、一度取り付けると朝まで外せなくなるので注意が必要です。

特に注意しなければならないのは、一旦電源を入れてしまうと、使用者が取り消しを行うことができないということです。そのため、電源を入れるのは、全ての準備が整ってから、睡眠する直前にしなければなりません。

電源を入れると「OK」の表示になって記録が始まります。その日の夜は仰向けに寝ていました。

数日後に検査機器を返却し、結果は年明けになりました。

検査結果

年明けにクリニックに行くと、医師から「睡眠検査レポート」なる紙を渡されました。そこには様々な表やグラフが印刷されていましたが、医師からはこのような説明を受けました。

医師
この中で、私たちが一番知りたかったデータは、この、AHI (Apnea Hypopnea Index = 睡眠時無呼吸指数) という値です。あなたの場合はAHI=8.6です。正常な人ではこれが5以下になります。高い人だと、これが40以上行く人もいますね。

残念ながら自分も睡眠時無呼吸症候群に軽くかかっていたようです。クリニックから、どのようにしてこの軽度な障害を克服すべきかに関する、具体的なアドバイスはありませんでした。私は私なりにしばらくの間、寝る前に腹筋を20回、プランクを1分間行い、さらに日中も可能な限りウォーキングなどをすることで、体力を改善することを目指しました。

印象

身体の不調で困ったのは今に始まったことではなく、2016年の始め頃から色々とありました。2月〜5月の期間中で皮膚に痒みを伴う妙な湿疹ができ、病院に行っても原因が分からずおよそ3ヶ月の間翻弄されました。また、病気だけではなく、欲しいと思った物がすんなり入手できなかったり、また苦労してなんとか手に入ったとしてもそれと引き換えに何かを失うことになったり、予期しない人間関係のトラブル、労働環境の変化などのほか、些細な問題や不都合なことに対して敏感になるようにもなりました。あまり自らの外側に原因を見出すことは考えたくなかったのですが、それでもこの時期は、自らの生きることへの誠意に対して邪魔が入っているように感じました。自分の生年月日から、2016年と2017年がちょうど天中殺の時期であり、それが大いに影響しているのではないかということも考えました。ですので、あまり周囲からの翻弄を受けずに、精神修養でもしていたいというのが本音であります。

情景は変わって、何者かが襲われそうになっているところを、魔術などを駆使して集団で助ける作戦に出る。指示を出しているのは人間ではなく、花瓶やおもちゃなどの身近な物体である。場所は都会や住宅街・商店街など。ある男性は特殊な武器を持っていてそれを駆使。ある女性は爆弾のようなものを仕掛ける。ある子供は花の台詞に従って花に水をやる。私は走って人々の作戦を見守る。

2016年11月17日の夢日記より引用

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