クリエイティブになる方法 No.35 無名でいられる時期を楽しめ

眠いです。眠い中でブログを更新しております。さて本日も、「クリエイティブになる方法」翻訳記事をお届け致します。ある人が言いました。「炭水化物は、程々に。寝る時間は、たぁ〜っぷり。こっちへおいで(手招き)」と。僕はこの記事更新したら寝るんだ。

原文はこちらになります。
HOW TO BE CREATIVE (LONG VERSION)
一部の翻訳は、LifeHackerに掲載されています(そちらは別の方の訳です)。
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35. 無名でいられる時期を楽しめ

一旦あなたが「やりたいことを成し遂げてしまう」と、あなたの仕事は同じものではなくなります。
それは幾度となく言い伝えられてきた、なじみのあるお話です。とある才能のある女性が、若くてひもじくて独りぼっちの時に、素晴らしくてすてきなものを創り上げたのに、世界はそのことに見向きもしません。そんな折、何かが起きて彼女の運勢は永遠に変わります。次にあなたが知ることになるのは、彼女は何かしらの有名人になっていて、淫らな行いの限りを尽くし、王族や映画スターと一緒に過ごすということです。それは沢山の若い芸術家が抱く夢であり、下積みで不遇な時代などの時にそうした夢を何らかの形で持ち続けるのです。
面白いことは、「ロックスター」が、彼らが頂上に登り詰めている話を聞いたとき、いつも好んで話すことと言えば、それは全くもって名声とか、お金とか、パーティーとかのことではないのです。それは彼らがそう言ったものを手に入れる「前の」話であり、それはかつて彼らが電気のない地下室に暮らして「ドッグフードを食べていた」頃のことであり、それはかつて彼らが画期的な仕事をしていた頃のことなのです。

かつて彼らが若かった頃で、この世界で話される新しい言語を発明した頃のことです。もっと重要なのは、かつて彼らが若かった頃で、他の人々も話すことができる新しい言語を発明した頃のことです。

数年前、ロックシンガーのニール・ヤングがスタジアムでしばらくの間演奏した後、新しいカントリー・アンド・ウェスタン系の曲を演奏しようとしていた時に、彼はステージの外のファンからブーイングを受けました。観客たちは彼の新しい冒険を共有したくなかったのです。そうじゃなくてぇ、あいつらはクラシックロックを聴きたくて金を払ってきたんだぜちくしょー。「ダウン・バイ・ザ・リバー」と「ハート・オブ・ゴールド」だぜちくしょー。それで観客がそれを聞けないとなると、報復してやろうなんて思っちゃうんだぜちくしょー。イベントが証明しているように。

沢山の人々の関心が、既にあなたのやっていること (あなた自身も含めて) に大量に注がれている時、新しい言語を発明するのは大変なことです。沢山の人々が既にあなたが現在話している言語に堪能な時に、新しいものをあなたから何ら欲しいとは思っていないのです。ニール・ヤングのファンのように、彼らは隠喩的な新しい映画を見たくないのです。彼らはただ、古いものの続きを見ていたいのです。

そして、成功するには沢山の人々を路上の見せ物の中でとどめておく必要があります。その見せ物がちょうど、あなただったり、夢だったり、いくつかのドッグフードの缶だったりする時は、心配すべき人は一人しかいません。けれども夢が現実に変わる時は、エンジンを回し続けるために、ありとあらゆる人々のことを気にかける必要があります。出版社、発明家、マネージャー、ジャーナリスト、小売業者、納入業者、グルーピー、労働者、会計士、家族の一員…そしてお金を払ってくれるお客様のことを。彼らは皆あなたの行為に対して利害関係を持っていて、そして彼らは皆その分け前を要求するのです。

だから、あなたは他の続編を量産してお金が転がり込むのを待ちます。それが生計を立てる手段だからです。

勿論、ロックスターが地下室やドッグフードの時代のことをそれほどまでに好き好んで話すことができる理由の一つは、その時代が最終的には終わってしまったからです。その時代は永遠には続かないのです。そして、世界中でツアーやパーティーをしていくうちに、そのような独創的な仕事を作り上げた時代は、まもなく遠い昔の思い出になるのです。だからごく自然に、彼らはその時代のことを惜しむのです。けれども彼らが数十年後もまだ「ドッグフードを食べ」続けていたとしたら、私なら彼らが本当に叙情的になっていたのかどうかを疑います。

けれどもあなたが最終的にそこから進歩することができるなら、その成果を満喫してもらう時間です。ただ、あなたの仕事があなたにとってまだ新しいものである時ならば、食欲旺盛な動物のように、世界がまだその成果をニーズとして満たす必要がない時なのです。

有名になりたいと思っている人々の多くがほしがるであろう情報は、どうしたら無名が有名に変わるのかということでしょう。残念ながら上の記事にはその答えが書かれていません。ただ書いてあるのは、それは思いがけないタイミングで起こる可能性がありますよ、と。だから、いつ有名になるかを気にしなくてもいいくらいに、自分のやりたいことに楽しんで打ち込みなさいということなのではないかと思います。ただ、一旦有名になってしまったらそれはそれで色々と面倒なことがあるので、そのための準備と覚悟はしておきましょうと。この世の他人というものは、自分たちが思っている以上に、融通が利かないものなんですね。

誰がどうやって人を有名にするのでしょう。一般大衆を操る魔法でもあるのでしょうか。エラそうな人たちは、一般大衆を永遠に魔法で操っていたいとでも思っているのかもしれません。昔だったら、誰もが同じようなテレビ番組を見て、予め指定された有名な存在をみんなでたたえていました。それが楽しかったのでしょう。ただ現在では、価値観は多様化しています。それらの多くは受け入れられつつあります。沢山の人々に記憶として植え付けるようなことに精を出すよりも、誰かの記憶に自分の良い証が残る方が、難しくもなく、妥当なのかもしれません。

このブログは、未だに閑散としています。私はこの閑散としたむなしく、寂しい雰囲気を楽しんでおります。

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